一般的なカットガラスには、技巧の凄みはあるのだけれど、かたちと模様に一体感はあまり見出せずにいました。
そこで、カット(研磨)も造形の手段としてとらえて、吹き成型のときからカットを意識した造形に努め、カットでそれを完成させる道を選びました。
それぞれの技法には制約があるため、干渉しあったり難しい点も多いのですが、このシリーズ、ひとつ世界ができてきたかなと感じています。

Φ69×51