軽さと静謐さを求めて制作しました。
研磨を造形として捉えた今までの作品と比して、設置面に対して底が丸く回り込まず、すくっと立ち上がり、飲み口まで一気に走るフォルムに特徴があります。吹いた素直なかたちに研磨で底面を削り込み造形、全面にはbattutoという打刻紋を施しています。

品のあるすりガラス調の仕上げは、飲み物の色と温度をやわらかく表現してくれます。この作品のbattutoは大振りです。指のひとつひとつにおさまりがあり、それぞれにフィット感が生まれます。

Φ71.5×116