器と使い手の間にはいろいろな関係がありますが、陶器ではぐい飲みや茶碗には、使い手と器に特別な関係があると思います。

ガラスにおいては、使い手との関係に特別なものを感じるのはロックグラスではないかと思います。グラスと使い手が対峙する時と場所、酒と器を愛で、ともに過ごす時間の価値はかけがえのないものになるでしょう。そんなシチュエーションを想いつつ制作する削紋のロックグラスは、透過性、感触、重さを意識して制作しています。

Φ79×79