ミキモトの風鈴

先日来取り組んでいた青いガラスの正体は風鈴でした。
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ミキモトさんの夏のディスプレイ制作です。銀座四丁目の本店に、「パールツリー」として暮れのクリスマスツリーに匹敵する規模で展示されます。その数約200個!
それぞれの風鈴には子供達の夢や願い事が託されています。音色もいいですが、なんとも美しく夢膨らむものです。


「夏」「ガラス」といえば風鈴で、毎日ガラス制作をしている身にとっては、風鈴は「もういいよ」と思ってしまうアイテムなのですが、それは作り手の先入観。きちんとしっかり作って、アイデアを凝らした展示をすると、全く新しいものになります。
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二重構造になってたり、予備分も含めるとなんだかんだで400個以上作りました。
作り方は、はじめは有名な篠崎の江戸風鈴を参考にさせていただこうと思いましたが、江戸風鈴は意図的にアンティークな風合いを出してあるのと、一ヶ月間の屋外展示にはちょっと強度不足のようなので、本来のものより手間をかけてしっかりしたものにしました。
ガラスは作りにいろいろ制約があるのですが、プラスチック等とはひと味違う質感があります。ミキモトさんのデザインチームは、そのへんをよくご存じで、宣伝のディスプレイにも本物の美しさを演出したいという思いを強くお持ちです。また、ガラスの美しさや使い方を熟知しているひとたちでもあり、そういうひとたちと「新しいもの」や「ガラスでしかできないもの」を作っていくのは、ガラス作品の啓蒙の観点からも素晴らしいことです。
8月15日頃まで展示予定です。銀座にお出かけの際は是非お立ち寄りください。新聞やテレビの報道も入っているようなので、思いがけないところで見られるかもしれません。

2017-03-01T00:05:30+09:002006年7月19日|貴島雄太朗からのお知らせ|