工房では、ときどき吹きガラスの体験にお客様が見えます。夏休みは自由研究目的でいらっしゃる小学生が多いのですが、工房はあまりに暑いので、正直なところおすすめしていません。そんななかでRくんはひと味違う小学生5年生です。ご本人の強い希望とお母様の熱意に押されて、4日間の集中個人レッスンを行いました。
先生がお手伝いしながら、なんとか完成に漕ぎ着ける体験制作ではなく、自分でデザインを考えて、基礎的な訓練を経て、一から十まで完全に自分で制作する本格的なレッスンです。
Rくんは図工が大好きな少年なので、集中力は大人も舌を巻くほどです。猛暑のなか火の前に立ちっぱなしの3時間を毎回きっちりこなしました。
そして、底面の研磨だってぴたっと真っ平らのぴかぴかに仕上げました。
なにやら自分のアイデアでカリカリ、このときが一番たのしそうだったかな?
熱い四日間の成果、こんな作品ができあがりました。
正確に容量が量れるフラスコに、幸せ具合や酔っぱらい具合を量れるフラスコもあるんですよ。
ただ、完成したのが8/31の午後、このあとのレポート作成は深夜に及んだそうです。そこが一番きつかったんじゃないかな?
Rくんがんばったね!おじさんは、夏のよい思い出になってくれたらと願っています。