MITATEでの展示期間中に、世界的インテリアデザイナーの内田繁先生と御縁がありました。
ギャラリーは複合施設の一環で、内田先生の事務所もあります。たまたま先生がチェコで制作をしていらした帰りが、私の展示期間中でした。彼の地で制作されたガラスの茶道具、素晴らしい作品ですが、ほんの少しだけ先生のお気に召さない部分があり、急遽その微調整のお手伝いをしました。
ひょんなことから大変著名な先生にお目通りかなって、ちょっと嬉しい気分でした。また、研磨加工を通じて、チェコのガラスは日本のガラスとだいぶ素材が違うことがわかり、とても勉強になりました。今年は偶然ともいえる御縁のつながりで、楽しい経験をさせてもらっています。
一連の作品は現在、「古田織部へのオマージュ」として銀座の巷房ギャラリーで展示されています。モダンな茶湯の世界を提案しつづける先生の作品、私も拝見させていただこうと思っています。