およそ世間のトレンドや経済の統計的傾向などとは無縁のガラス工房ですが、不景気風はよく判ります。昔から慣れていますので。。。
こういうときこそ、景気の下支えを!(本音は円高のうちに)ということで、不景気の震源地アメリカから掲題の機械を購入しました。
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本当は昆布を伸ばす機械ではなく、昆布みたいになが~いベルトのヤスリでガラスを削る、特殊な研磨機械です。正式にはベルトサンダーといいます。
本来は、板ガラスのコバを磨く機械なのですが、吹きガラス等の作品にも臨機応変に使えます。表面をマットに仕上げるのが得意な機械で、サンドブラストの仕上げより、上品な質感が得られるものです。夏の個展では、これを利用した作品も手がけてみたいです。
海外から材料等を購入する機会はときどきありますが、大きな機械を船便で買うのは初めての経験でした。通関手配や運送など一切を自分でやってみたら、いろいろ勉強になりました。機械設置には、お教室のみなさんまでお手伝いいただいてしまい、この場を借りてお礼申し上げます。