貴島雄太朗ガラス展ー予告編その1

愚怜での個展まであと10日、恐怖のカウントダウンが始まりました。
今日あたりから、ご案内のはがきをぼちぼち発送しています。
そういうわけで、展示予定の作品をちょっとずつご案内していこうと思います。


まずは、はがきに掲載した作品。
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ちょっとかたちのいいお皿です。
吹きガラスの皿って、あんまりいいのがありません。
焼きながら遠心力で拡げて作るため、誰がどうやってもかたちに張りが出ないものなんです。かといって、電気炉で作っても、型に這わせて成形されると、なんとなく恣意的な感じで、これまたすっきりしません。
まあ言ってみれば、これは作り手の悩みで、使う側に立って見れば、あまり関係ないことかもしれません。でも、作り手なりのその悩みを解決しようと、無理を承知で思い切って取り組んだのが、この作品です。
まんまるく膨らましたガラスを、玉の状態で冷まして、任意の角度で切り出してお皿にしました。技術的には厚みのコントロールが難しいのと、切り出すのが大変な手間で、制作効率はかえって悪いのですが、底から縁にかけて、綺麗な曲線が描けて、ほぼ完璧なフォルムを得られます。そして、縁の部分の厚みを利用して、光の演出ができるようになりました。
いまひとつ締まりのなかったガラスのお皿に、いいものができました。写真のほかにも、かたちや模様のバリエーションをすこし考えています。制作が難しいので大量には展示できませんが、是非本展をご覧ください。

2017-03-01T00:05:33+09:002006年5月22日|貴島雄太朗からのお知らせ|