ながく展示を続けていると、お店とのおつきあいもにも、別れと出会いの移ろいがあります。
長くお世話になったお店から閉店のお知らせを聞けば寂しいことですが、取引先や顧客から寂しいとか残念のことばが寄せられるお店は立派に活動されていた証。作り手としては、いただいたご縁と学びに感謝をもってお見送りするしかありません。
一方であらたな出会いもあります。
昨年からあらたにおつきあいをいただくようになった、南青山のカラニスさんは、ガラス屋にとっては夢のギャラリーです。こちらでは現在開催中の「カラニスガラスノグラス玻璃展」に参加させていただいております。多数の作家ものが一同にあつまる壮観を楽しんでいただけます。
そして、今年からおつきあいをいただくことになったのが、名古屋のかたくち屋さんです。先のクラフトフェアまつもと2019で店主にお声掛けくださいました。酒のうつわ活けるうつわとしての片口を中心に取り扱う個性豊かなお店です。こちらでは現在開催中の展示「焼締と硝子〜涼ある食卓」に参加させていただいております。
私は制作量も多くないし、スピードも遅いので、あらたな出会いには慎重になりがちですが、あたらしい環境でどう自分が活かされるか、楽しみと不安のはじまりです。