柿崎均展を見に行きました。
かきさんは彫刻家です。かきさんと初めてお会いしたのは、13年前アメリカのガラスのサマースクールでした。以来、細々ですがお付き合いいただいてます。
かきさんはガラス職人としてそのキャリアをスタートし、その後世界各地のガラス工房でいろいろな仕事をしてきました。そして去年から北海道の江別に工房を構え、制作に取り組んでいます。
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いろいろな思いや物語を人物像に込めて表現しています。
かきさんは無垢のガラスからいろいろなかたちを作り出します。
特に「手」を作るのが凄いです。
かきさんの手になる手は、上品で優しい手です。私もご指導いただいたことがありますが、どうもぽってりしちゃってダメでした。その「ひと」が如実に出るみたいで不思議に思ったものでした。
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今回の展示は、帰国しての国内初個展。
かきさんの優しいおおらかな風貌と、たおやかでセンチメンタルな内面が作品から湧いているようでした。
彫刻、それも人物像を見て、なんとなく「いいなあ」と思ったのは、初めてのことかもしれません。良い展示だったので、かきさんのお許しをいただいて、作品を一部ご紹介しました。