「きじまさん?」
とお世話になっているミキモトのデザイナーさんから、先日久しぶりにお電話をいただきました。ちょうど風鈴の制作が架橋に入り、「まさか仕様変更か?」一瞬ぶるっときたんですが、どうやらとても嬉しそうな声に安堵したところ。
ミキモトのディスプレイの歴史が本になったというお知らせでした。
一部制作のお手伝いをさせていただいているので、データページに名前を載せてくださいました。本に名前が載るのはひさしぶり!
ディスプレイなどの宣伝制作の仕事は、その評価が売り上げやお客様の声から直接的に測れるわけでもないので、制作者としては具体的な成果を示しにくい仕事です。それを書籍として残すことは大変意義深く、有力出版社の著作としてまとめられること自体、高いレベルの仕事であることを示していると思います。
仕事に関わってみると、限られた制作時間で新たなものを早いペースで繰り出していくさまは、まさにシャボン玉が次々に飛んで、はかなく消えていくようでもあります。
そんな仕事を丁寧に切り取って物語にとどめたのがこの本で、純粋に写真集としても鑑賞に耐えるとても綺麗な作品です。
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ウェブ上で立ち読みもできますので、ご覧になってみてください。